2024年11月30日土曜日

素人 6

  比較的最近のテレビ番組の感想の中で、素人のアニメファンなどを中心にまとめます。分量が結構多いので、今回はCSのAT−Xで放送中のアニメ情報番組2本のみ取り上げ、その他は後日とさせていただきます。

 「あにめすこ〜ぷ・アニメを本職に見せたら聞いた事ない話が飛び出した件」。声優の徳井青空さんとお笑い芸人の岩井勇気さんが司会で、1本のアニメを取り上げ、それにまつわる本職(素人)に当該アニメを観せて意見を聞く番組です。11月放送分は宇宙よりも遠い場所」編。南極観測隊経験者4名が出演されましたが、発音機会があったのは2名。第57次夏隊(2015〜2016年)の同行者(参加当時:総合研究大学院大学総合科学研究科の院生)で当作の監修も行なっている白水薫さんは、自然な平板発音2回のみでした。第64次夏隊(2022〜2023年)の観測隊員(参加当時:高知工科大学システム工学群の特任助教)で当作がきっかけで参加したという西川泰弘さんは、アニメ好きであるにも関わらず起伏発音1回のみでした。監修を行なうような方は、アニメ制作会社(当作はマッドハウス)と直接関わる中で自然に平板発音に馴染む面もあるとはいえ、さすがですね。ちなみに、司会の岩井勇気さんは、(冒頭の番組紹介を除き)平板2回のみでした。ナレーションのテレビ東京アナウンサー角谷睦子さんは、残念ながら起伏2回のみでしたが、何とかなりませんかねえ。(後述の「
Club AT-X」のように)アニメ専門チャンネルの取材スタッフが平板なのは極めて当然のことですが、その中でのオリジナル番組のナレーションがそうでないのは、残念を通り越して憤りさえ感じますので。

 Club AT-X」。4種類あるうち、「E」で始まる英単語にちなんだものを取り上げるため一番アニメと縁遠い感じの「夜NA夜NAサタデーE」。10月2日放送分(「Club AT-X」としての通算第527回)は「Effect」。オタク向け美容サービスの紹介で、秋葉原の美容室、神田のネイルサロン、池袋のパーソナルカラー診断サロン、池袋の美容クリニックが紹介されましたが、単独語としての「アニメ」の発音機会があったのは2箇所のみ。秋葉原の美容室「OFF-KAi!!」では、平板1回のみ(「ゲーム」は起伏1回のみ)の男性スタイリスト起伏3回のみの男性スタイリスト平板3回のみ(「ゲーム」は起伏1回のみ)の男性スタッフのほか、お客である男性アニメファン平板1回のみ、当番組取材スタッフの女性平板1回のみでした。池袋の美容クリニック「フローラクリニック」では、男性院長起伏2回のみ(「ゲーム」は起伏1回のみ)でした。アニメファンも店員も、特に秋葉原では(「ゲーム」と違い「アニメ」は)ちゃんと平板発音が主流なのだと安心できました。既にオタク(アニメファンなど)の街ではなくなりつつある秋葉原も、さすがというかまだまだ大丈夫と言える気も少しします。


 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2024年11月9日土曜日

コミケ当選12回目

  東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今冬のコミケ105に、サークル参加が無事決定しました。初申込から通算12回目の直接参加(委託も含めれば14回連続)です。 

 
 いつもの評論・情報」ジャンルで、2日目(12月30日(月))東3ホール「イ−46aです。
 コミケ95以来年ぶり2回目の、角地(いわゆる「お誕生日席」)かつ中央の幅広の東西通路沿いです。しかもすぐ隣が別ジャンルということもなく、風で寒いという心配もなく、過去最高のロケーションと言ってもよいでしょう。だからと言って、印刷部数を増やす気はありませんが。
 いつも通り、アニメ評論系なサークルが固まっている場所です。お隣は、隣り合うのは初めてですが知っているサークルさんです。斜め後ろも、頒布物を入手したことのあるサークルさんです。何よりも、公式のスペース番号が張り出される位置なので、自サークル案内用にいつも机の前に垂らす幕にはスペース番号はいらないかもしれません。まあ、一応小さめに表記した上で、前回のように「すべて無料」を書くのは確実ですが、さらにアニメの具体的作品名を書くかもしれません。
 1日目(「アニメ(その他)」ジャンル)も申し込んだのですがまたしても落選で、これで4回連続です。3回連続落選の場合は優遇されることになっているはずですが、何か不備があるのでしょうか。
 開始時刻は、相変わらず10時30分のままで、今回も改善されていません。特に2日目は、西ホールへも行かざるを得ないため、巡回ルートなどにまた悩まされそうです。

 当日の頒布物(すべて無料)は、次の通りです。

 「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」は、前々回冬コミで発行済みの「最終版」ですが、大幅に増刷します(既に印刷済み)。前回夏コミからは、かつて実施したアンケート協力者かどうかにこだわらず、ジャンルに関係なく頒布物を入手したサークル関係者の大半に積極的に贈呈しています。昨今の状況からすれば、日本人1億2千万人全員に頒布したいくらいの本なのです。なお、本誌から分離独立させ別紙付録に戻った形の「ブログ投稿タイトル一覧」は、今年1年分を追加します。

 個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきたは、前々回冬コミの総集編オンデマンド本で一区切りつき、前回夏コミから、まだ取り上げていない数多くの作品についての感想を時代順に取り上げる続編(無料コピー本)が始まりました。国産テレビ作品を基本とし、劇場単独の作品や海外作品もできるだけ取り上げます。また、シリーズ物は、初出年を基準に全てを一括して(ガンダムシリーズは例外的に作品別で)取り上げます。つい最近本放送されたばかりの続編までも含め、劇場版・OVA版・配信版など全てです。なお、印刷については、前回夏コミ(作品編④)からは、サークル贈呈は一切行わず、純粋に一般参加者頒布用のみです。
 今回は、「作品編⑤」です。1970年から始まり、当初は1974年までの予定でしたが1975年までなんとか終われそうです。一応、録画保存分がある作品のほぼ全てを再鑑賞(と言ってもほぼ全てが録画後初めての再生!)していますが、感想は書かずに済ませる作品もあり、視聴・録画履歴を枠囲いで取り扱う作品はごく一部で、単なるベタ打ちの作品が多いです。枠囲いになるのは、「ルパン三世」「宇宙戦艦ヤマト」「荒野の少年イサム」「魔女っ子メグちゃん」くらいに留まりそうです。この4作品は既に執筆完了していますが、実は「イサム」「メグ」は2〜3年前に執筆済み(作品編③掲載候補作だったため)で、ようやく日の目をみることになります。
 海外作品は、「まんが宇宙大作戦」くらいしかないですね。
 劇場単独作品は、東映と虫プロの主な長編映画を取り上げます。東映は「ちびっ子レミと名犬カピ」以降の東映まんがまつりのほぼ全作品、虫プロは「クレオパトラ」「哀しみのベラドンナ」を取り上げます。
 アート系は、「ファン活動編(下)」などで既に取り上げたため、今回は特にありません。

 進捗状況は順調です。録画保存話数の多いもので未着手なのは、1974年まででは「空手バカ一代」くらいしかなく、1975年のものでは「フランダースの犬」と「タイムボカン」シリーズくらいですね。コミケ開催前々日の12月27日(金)にキンコーズでコピーすれば間に合うので、ギリギリまで頑張るつもりです。「ルパン三世」「宇宙戦艦ヤマト」「マジンガーZ」「科学忍者隊ガッチャマン」「キューティーハニー」「天才バカボン」「ドラえもん」など長期シリーズ物が全て執筆完了している(ただし「ガッチャマンクラウズ」は、別作品扱いで、今回は対象外の予定。なお、「デビルマンレディー」は、今回の対象。)ので、気は楽ですが、油断は禁物ですね。

 なお、無料の別紙付録「TAL版勝手にアニメ大賞」(2024年冬版)は、前回からは直近3年分(モノクロ両面印刷1枚)という元の形に戻っており、(夏版では上半期のみの暫定でしたが)今年1年分の総括が追加となります。各年別の全話視聴作品リスト(作品のランクづけ、特に気になった声優(役者)、主題歌ランキングも)です。前回夏コミからは、新刊に挟み込む形で頒布しています。(既刊だけを入手する一般参加者はおそらく皆無と思われるためです。)