先日(8月12〜13日)開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ102)の委託参加報告をさせていただきます。
1 概要
コミケ97以来2度目の落選(抽選漏れ)で、以前から馴染みのあるサークルさん(ナ39b「レモネードキャンディ」様)への委託となりました。コミケ100以来3回目の「アニメ(その他)」(1日目=8月12日(土))での参加です。
無料頒布のシリーズ本で、毎回その回限りの発行の「アニメ文化とこう関わってきた」。第7弾の今回は「ファン活動編(下)」。B5判中綴じで、過去最高の76頁。中綴じ製本の限界に近い頁数のため、これでも泣く泣く内容を削ったりしているのです。聖地巡礼(国内、海外)、公式イベント等(漫画・特撮関係や施設訪問や他地域での映画鑑賞なども含む)、メディア接触(雑誌、ラジオ)についてです。記録が不十分なイベント等もあり、文字数などにかなりのばらつきがあるのですが、ご容赦いただくしかないです。正直、65歳記念で最新情報まで含めた完全版をオンデマンド本で出しても良いかも、と考えているほどです。(その頃にはオフレコなどの部分も許容度が増しているでしょうから、全面開示しても良いのでは、とも考えています。)
委託ということもあり、コミケの入場方法に有料化などの制限が残る中、過去最少部数の10部限定頒布です。別紙付録として3点。上巻のみに掲載のまえがき(「この本を書いた理由」)の下巻バージョン、B5判(B4判を二つ折り)8頁のカラー写真集(聖地巡礼、公式イベント関連)、いつもの「TAL版勝手にアニメ大賞」(昨冬発行分の微修正最新バージョン)。前回同様、本誌と別紙付録を併せてチャック付き収納袋に入れました。
2 事前準備
シリーズ本新刊や別紙付録は15部(準備会提出用見本誌、閲覧用見本誌、私自身の保存用、委託先サークル贈呈用などを含む。上巻と同様、馴染みのサークルさんへの贈呈用は無し)、アニメ発音問題に関する合本再構成完全版(2021年12月発行)は9部印刷。
シリーズ本新刊、まえがき、TAL版勝手にアニメ大賞は、8月4日(金)(キンコーズは毎週金曜日がサービスデーで、モノクロコピー1枚が税抜き単価6円)に印刷。
カラー写真集は原稿が間に合わず8月11日(金)に印刷。ただし、まえがきは訂正があり再印刷、合本再構成完全版も4日に原稿を忘れていたため印刷。また、新刊にいつものように誤字や情報もれを計10箇所程度も発見し、修正液による消去やボールペンでの二重線抹消で対処したほか、準備会提出用見本誌など3部のみは修正後の完全なもので再印刷を図りましたが、あろうことか修正前のバージョンしかデータを持ち込まなかったため印刷できず断念。新刊は、結局全て手書き修正バージョンとなりました。
カラー写真集は原稿が間に合わず8月11日(金)に印刷。ただし、まえがきは訂正があり再印刷、合本再構成完全版も4日に原稿を忘れていたため印刷。また、新刊にいつものように誤字や情報もれを計10箇所程度も発見し、修正液による消去やボールペンでの二重線抹消で対処したほか、準備会提出用見本誌など3部のみは修正後の完全なもので再印刷を図りましたが、あろうことか修正前のバージョンしかデータを持ち込まなかったため印刷できず断念。新刊は、結局全て手書き修正バージョンとなりました。
3 当日の流れ
一般参加での入場自体が11時23分で、トイレやゴミ捨ての後、東6ホール内のサークル窓口で見本誌提出手続をしたのが11時35分(最初に間違えて東5ホールへ提出してしまい、取りに戻って出し直しました。その間に東5ホールの担当者が見本誌提出用封筒に必要事項を記入してくれ、東6ホールではホッチキスを借りて別紙付録(まえがき、カラー写真集)がバラバラにならないようにホッチキス綴じした上で本誌に挟み込みました。
当日の委託サークルスペースへの到着は、ほぼ予想通りの11時37分。中央通路に面した角地でいわゆる「お誕生日席」。アニメ評論関係が固まっているブロックです。売り子のコスプレイヤーさんもいますが、サークル主ご本人に手渡し。
なお、当日のスペースの風景写真を撮り忘れてしまったので、自宅で撮影した閲覧用見本誌の写真でどうかご容赦ください。なお、カラー写真集やまえがきは、B4判二つ折りの形にし、本誌の中央に挟み込んで全体を輪ゴム(5個)で止める形で閲覧に供しました。
経過は次の通りです。
11:40 頒布開始時刻
10部(机上は2部程度)
13:30 残り8部(つまり2部が捌けた!)
15:15 残り6部(つまり4部が捌けた!)
15:45 撤収開始。残り1部(つまり9部が捌けた!)
最後の1部をサークル主に贈呈
※最終的には、次のようになりました。
シリーズ本新刊 15部中2部残存
合本再構成完全版 9部中4部残存
4 感想
シリーズ本新刊は、委託先スペースでの頒布用10部が全て捌けたので、ホッとしました。実は特別に贈呈したいサークルさんが別に1か所あった(今回は渡せずじまい)し、残る1部は書き込み用に使えるため、2部残存はありがたいです。
15時15分以降は、委託先サークルさんのスペース脇に立って、立ち寄る一般参加者の方に「無料ですのでどうぞ」と声をかけたりしました。何も言わなくても持っていってくれた方や、興味深そうに見てくれていたので「イベントの感想とかが書いてあります」と言うと持っていってくれた方もいました。サークル主さんとも、売り子の依頼経緯、キンコーズでのおまかせ印刷(私は全てセルフ印刷ですが)などのお話を伺うことができました。冬コミ発行予定のオンデマンド本のことも私からお話ししました。
合本再構成完全版は、1日目は贈呈したサークルさんが5か所。4か所はかつてアンケートに協力していただいたサークルさんですが、残る1か所は今回が初参加のアニメ監督大地丙太郎さんご本人。もちろん元々平板発音の方で、「アニメーションの略なんだから平板発音が当然だ」など非常に好意的に受け止めてくださいました。手渡したその場でこのように具体的な意見交換をすることはほとんど無いのですが、「そういう交流こそが面白いんだよ」とも言ってくださいました。
ただし2日目は、あろうことか寝坊してしまい(8時半に目が覚め、入場待ち行列には9時半に並ぶという、大事な評論系の日としてはあり得ないほど遅い時間。それでも、1日目より早い11時20分に入場でき、完売のサークルは皆無という奇跡。かつては6時台には行列に並んだものですが・・・)、贈呈用をカバンに入れ忘れてしまったため、贈呈サークルは無し。結果的に4部残存。次回冬コミ以降に贈呈することで割り切りました。
5 次回冬コミ
シリーズ本は、いよいよ総集編。オンデマンド印刷本です。ファン活動編を除く5冊分(声優編、音楽編、スタッフ編、作品編①、作品編②)です。既に7月上旬には印刷会社2社で試刷(1冊から発注できるため)し、特に問題点はないことを確認済みです。表紙を含めて計320頁になることがほぼ確定です。単純な総集編では260頁程度で済むのですが、大幅な増補改訂を行います。特に、声優は倍増の200名分に、アニソンも最新曲を含めて増加、スタッフも少し増加、作品は今秋完結予定の「進撃の巨人」を歴代単独第30位という扱いで初収録します。2日間とも申込済みですが、当選日数等に関係なく30部印刷予定です。表紙のみPP加工付きフルカラー印刷(当会のシンボルカラーである緑色が地色)で、背表紙にはタイトル・著者名がしっかり入り、各編ごとに遊び紙が入るほか、商業出版並みに帯もつきます。それでも、還暦(+1)記念の名目で、無料頒布です。安い方の印刷所で単価1000円(ただし帯代は別発注)、高い方の印刷所で単価1500円(帯代込み)に相当しますが、誰かに売り子を頼むのも困難ですし、無料頒布は私のポリシーですので。
シリーズ本は、いよいよ総集編。オンデマンド印刷本です。ファン活動編を除く5冊分(声優編、音楽編、スタッフ編、作品編①、作品編②)です。既に7月上旬には印刷会社2社で試刷(1冊から発注できるため)し、特に問題点はないことを確認済みです。表紙を含めて計320頁になることがほぼ確定です。単純な総集編では260頁程度で済むのですが、大幅な増補改訂を行います。特に、声優は倍増の200名分に、アニソンも最新曲を含めて増加、スタッフも少し増加、作品は今秋完結予定の「進撃の巨人」を歴代単独第30位という扱いで初収録します。2日間とも申込済みですが、当選日数等に関係なく30部印刷予定です。表紙のみPP加工付きフルカラー印刷(当会のシンボルカラーである緑色が地色)で、背表紙にはタイトル・著者名がしっかり入り、各編ごとに遊び紙が入るほか、商業出版並みに帯もつきます。それでも、還暦(+1)記念の名目で、無料頒布です。安い方の印刷所で単価1000円(ただし帯代は別発注)、高い方の印刷所で単価1500円(帯代込み)に相当しますが、誰かに売り子を頼むのも困難ですし、無料頒布は私のポリシーですので。
今回の夏コミでの収穫本が計151冊とほぼ予想(期待)通りの冊数にとどまったので、10月上旬には読了し、総集編の執筆に取りかかれる見込みです。12月11日までに入稿予定です。