今朝見た夢の中のお話です。(全く予定外の内容の投稿ですが、できたてホヤホヤのうちにと思いまして・・・)
とある中学(?)での男性教師による授業風景。「アニメ」の発音を話題にしており、「昔はなあ、みんなこういう発音だったんだぞう。」と先生が言い、「アニメ〜」「アニメ〜」「アニメ〜」と生徒たちに平板発音で3回唱和させたのです。あまりのストレートな教育方法に感激して、それを見ていた私が拍手をしてしまいました。ふと周りを見ると、授業参観日なのか、大人の男女が大勢周りにいて、帰り始めていました。その後は、なぜかその教師は、教師ではなく学習塾などの教育産業関係者(?)として、あちこち車で動き回ったりしていました。
まあ、夢なので、支離滅裂だったり、肝心なところはぼやけていたり、ご都合主義だったりしますが、夢自体滅多に見ない私ですが、こんな(「アニメ」の発音自体が話題になる)夢は初めてです。とうとうこの発音問題が私自身の潜在意識を蝕むまでになったということかもしれませんが(笑)・・・
ここからが本題です。ふと思ったのです。学校教育の中で実際に、このように発音指導が行われることがあるのだろうか、と。教科としては、国語か英語くらいしか考えづらいです(他にも美術の時間はあり得ます)が、ひょっとするとホームルームの時間かもしれません。先の夢では中学あたりのようでしたが、話の発端は先生の個人的体験に基づくもののようなので、ホームルームが一番可能性がありそうですが。英語なら、現実の外国人(アメリカ人など)は結構平板発音してくれていますが、英和辞典では起伏発音で載っているので、「辞書を鵜呑みにするな」という教育かもしれませんが、生徒は混乱するでしょうね。もっとも、これが海外での日本語教育の場だったら、十分ありうる光景だとは言えます。
要は、今の若い世代は、「アニメ」が元々平板発音だったという歴史を知らなさすぎるのです(若者が歴史を知らないのは、どの分野でも言えることですが)。本当は、このように学校教育(義務教育)の中で発音指導の機会(その大前提としてまず歴史的経緯の解説)があると良いなあ、と思った次第です。まあそれが無理でも、先の先生のように、「昔はなあ」と昔話でも良いから話題にされることが必要なのです。
まさか本当に、指導されたり「昔はこうだった」と話題にされた経験があるという方々は、いらっしゃいますでしょうかねえ?