2023年1月17日火曜日

学校教育

 今朝見た夢の中のお話です。(全く予定外の内容の投稿ですが、できたてホヤホヤのうちにと思いまして・・・)

 とある中学()での男性教師による授業風景。「アニメ」の発音を話題にしており、「昔はなあ、みんなこういう発音だったんだぞう。」と先生が言い、「アニメ〜」「アニメ〜」「アニメ〜」と生徒たちに平板発音で3回唱和させたのです。あまりのストレートな教育方法に感激して、それを見ていた私が拍手をしてしまいました。ふと周りを見ると、授業参観日なのか、大人の男女が大勢周りにいて、帰り始めていました。その後は、なぜかその教師は、教師ではなく学習塾などの教育産業関係者()として、あちこち車で動き回ったりしていました。

 まあ、夢なので、支離滅裂だったり、肝心なところはぼやけていたり、ご都合主義だったりしますが、夢自体滅多に見ない私ですが、こんな(「アニメ」の発音自体が話題になる)夢は初めてです。とうとうこの発音問題が私自身の潜在意識を蝕むまでになったということかもしれませんが(笑)・・・

 ここからが本題です。ふと思ったのです。学校教育の中で実際に、このように発音指導が行われることがあるのだろうか、と。教科としては、国語か英語くらいしか考えづらいです(他にも美術の時間はあり得ます)が、ひょっとするとホームルームの時間かもしれません。先の夢では中学あたりのようでしたが、話の発端は先生の個人的体験に基づくもののようなので、ホームルームが一番可能性がありそうですが。英語なら、現実の外国人(アメリカ人など)は結構平板発音してくれていますが、英和辞典では起伏発音で載っているので、「辞書を鵜呑みにするな」という教育かもしれませんが、生徒は混乱するでしょうね。もっとも、これが海外での日本語教育の場だったら、十分ありうる光景だとは言えます。

 要は、今の若い世代は、「アニメ」が元々平板発音だったという歴史を知らなさすぎるのです(若者が歴史を知らないのは、どの分野でも言えることですが)。本当は、このように学校教育(義務教育)の中で発音指導の機会(その大前提としてまず歴史的経緯の解説)があると良いなあ、と思った次第です。まあそれが無理でも、先の先生のように、「昔はなあ」と昔話でも良いから話題にされることが必要なのです。
 まさか本当に、指導されたり「昔はこうだった」と話題にされた経験があるという方々は、いらっしゃいますでしょうかねえ?

2023年1月1日日曜日

コミケ101参加報告

   昨年12月30・31日に東京ビッグサイトで開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ101)のサークル参加報告をさせていただきます。

1 概要

 コミケ91からの毎回参加で、通算10度目のサークル参加(別サークルへの委託参加1度を含む)、7度目の「評論・情報」ジャンルで、2日目(12月31日(土))東5ホールへ−47a」です。新刊は1種です。全て無料です。
 既刊は、コミケ99で完成版を発行した「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」(以下「完全版」)。Q&Aなど当ブログでは直接そのままの形では公開していない内容も含んでいますが、間接的には各投稿の中で触れている内容がほとんどです。結章(結論)部分を私の真意が伝わりやすいように全面的に書き換え、新しい言い回しの追加なども行なった「完全版」です。一応最終形のつもりで作成した「決定版」です。コミケ100での在庫7部は全てサークル贈呈用で、一般参加者用はすべて増刷です。ただし、巻末のブログ投稿タイトル一覧に2022年分を追加したため、奥付が55頁目から56頁目へ移動しました。そのため、奥付には「(追補)」という形にして目次も修正(ペンで補記)しました。在庫7部については、一番外側の紙のみ差し替える形です。一応「2版」扱いで、準備会提出用見本誌にも加えました。
 新刊は、個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきた第6弾「ファン活動編(上)。本当の自分史で、同人など私自身が能動的に関わったと言える活動を中心にしています。具体的には、ファンクラブ(公式、私設)、大学サークル、地元上映会グループ、同人誌即売会(コミケ、その他)、通販などで入手した同人誌、即売会以外で交流があったサークル、同人サークル主催イベント(上映会、歌会)、インターネット上での活動(電子掲示板などへの投稿)、当会(SPPALP)としての活動、その他の問合せ・投書・提言行動です。
 特に今回は、私自身の還暦&サークル参加10回目&コミケリアル開催100回目記念として、新刊のみビニルパック入りとしました。別紙付録として以下の3点も本誌の真ん中に挟み込みました。
 ①  昔の同人誌などのカラー写真集6頁
   (B4判両面二つ折り+B5判両面1枚、ホッチキス止めなし)
 ②  あとがき(いつもの「書いてみて感じたこと」の代わり)1頁
   (B5判片面1枚)
 ③  自己紹介ペーパー「TAL版勝手にアニメ大賞」(2022年冬版)
  (以下「ペーパー」)4頁
   (B4判両面二つ折り。今回のみの特別仕様で、裏面の全話視聴作品リス
  ト等をいつもの過去3年分ではなく3倍増の過去9年分に)


2 事前準備

 今回は、まず新刊(上巻)を先に、12月23日(金)に準備会提出用見本誌や私個人の保存用を含めて20部(つまり頒布可能部数は18部)印刷。これは過去最少部数です。実は公開がためらわれる内容が複数含まれている(個人的に恥ずかしかったり、今回参加サークルやその代表者も複数登場していたり、本来は極秘にすべきと思われたりする)ため、サークル贈呈は一切しないからです。
 別紙付録のカラー写真集の一部も同日印刷。
 しかし、今回初めてキンコーズのパソコンで原紙出力したせいか、サイズ設定ミス(中身はB5判なのに用紙だけA4判になる、用紙はB5判なのに中身だけA4判に拡大されるなど)が相次ぎ、カラー写真集は印刷し直しが必要になりました。新刊用原紙(片面印刷)のミスした分の一部は、当日「内容見本」としてゼムクリップ留めして活用しました。
 既刊のうち、1日目(一般参加日)のサークル贈呈用8部分は、前々日の28日(水)に時間の都合で通常のコンビニ(ローソン、セブンイレブン)で原紙出力・印刷。丸ごと1冊印刷は1部のみで、残り7部は一番外側の紙1枚のみの差替え。私物の中綴じ用ホッチキスの針はキンコーズの自動中綴じ用よりも貧弱で、出来栄えもやはりキンコーズより少し見劣りしましたが、やむを得ません。
 1日目(金)の夜にキンコーズで残りを全て印刷。既刊は、2日目用として28部(準備会提出用見本誌1部+一般参加者用18部+サークル贈呈用9部)。カラー写真集とあとがきは、19部(うち1部は、提出用見本誌同封分としてまとめて自分の手でホッチキス綴じ)。ペーパーは、23部(新刊パック入り用18部+既刊サークル贈呈用追加分5部)。今回初めて原紙自体をB5版で出力しているため、既刊サークル贈呈用はA4判(さらに二つ折りしてA5判にする前提)に拡大すべきなのを失念してB5版で印刷してしまい、A5判の既刊本誌とサイズが不一致となるミスもありました(設営時に気づいたため、そのままに)。
 いつも印刷(中綴じ製本まで全自動)しているビジネスコンビニ「キンコーズ」は、毎週金曜日がサービスデーで、税込単価がゴールド会員通常8円(カラーは36円)のところ実質7円(カラーは33円)程度(税抜きは6円(カラーは30円))に値下げされるため、このような日程になりました。


3 当日の流れ

 今回も一般参加者入場時刻が10時30分(そのためサークル入場締切時刻も東ホール1階入口は9時30分)のまま。サークル入場受付はエントランスホール入口(9時締切)から8時54分入場。サークルスペースへの到着は前回より若干遅い9時8分。見本誌提出専用袋の投函もすぐに済ませ、食事完了は9時35分。ビニルパック詰め作業は10時10分開始で約10分で終了、設営完了は10時23分。
 ホールのガレリア側出入口に近いため、強風対策は全く不要でしたが、中綴じ本の積み上げは崩れやすいため工夫が必要。新刊は、表向き・裏向きを交互に重ねて1山ずつ作る方法を採用。既刊は、表向きのみの山と裏向きのみの山とを1山ずつにした上で(前回同様に)原紙の束を透明な袋に入れて封印して一番上に重しとして乗せる方法を採用。




 経過は次の通りです。

 10:30 コミケ開始時刻。離席
       新刊(特別付録3点同封のビニルパック入り)・既刊とも18部
       設置
       訪問サークル贈呈用本日分(既刊10部、ペーパー7部)を携帯
      
 
12:30 いったん帰席
       残り既刊13部、新刊15部確認
        (つまり5部・3部が捌けた!) 
       何と机上(ちょうど既刊と新刊の間)に隣接サークル(カバーをかけ
      て離席中)の値札「どちらも300円」が鎮座!!すぐにどける。直後
      に「無料なんですか」と一般参加者が訪問。2部欲しいとのこ
      とで各2部手渡し。その後も3名の訪問があり、各1部手渡し
 12:45 残り既刊7部・新刊9部の状態で、離席 
        (つまり14部・13部が捌けた!) 
 
 13:45 いったん帰席
       残り既刊4部、新刊5部確認
        (つまり14部・13
が捌けた!) 
        
 14:40 帰席
       残り既刊3部、新刊4部確認
        (つまり15部・14
が捌けた!) 

 15:00 既刊が頒布終了
       (保存用1部とサークル贈呈用1部は残存)
       (ペーパーは残部無し)
                       
 15:08 新刊が頒布終了
       (保存用1部は残存)
       荷物整理を始める

 16:00 コミケ終了時刻 



4 感想

 ガレリア側出入口から最初のブロックで、1列だけ奥の「お誕生日席」隣接位置。人通りも多めだし、立地条件は十分良好。参加者は各日9万人と抑えられていますが、賑わいは戻ってきた感じでした。前述の通り、最初の約2時間の離席中に、(どのくらい前からか不明ですが)謝って右隣のサークルの値札が、あろうことかちょうど良い位置に存在しており、いったい何人の一般参加者が手に取ることをやめたかと思うと怒り心頭。隣のサークルに文句を言うことはしませんでしたが、「このせいで完売(頒布完了)にならなかったら許さないぞ」と正直はらわたが煮えくり返っていました。いつものように、少しでもこちらを向いた人には「無料ですのでどうぞ」と声かけをしていました。結構な人数が「無料なら」と言う感じだったので、積極的に手渡ししました。そのおかげで15時過ぎには完売(頒布完了)できてホッとしました。既刊を手渡したいサークルは大手なのでもう撤収している時刻と判断し、その他時間の関係でパスしたサークルを訪問することもせず、荷物整理を時間内に行い、16時にはすぐ退去できる状態に。久々に撤収を少しは手伝いたかったですが、椅子の集積場所もはっきりしなかったため断念。16時7分には退去しました。もちろん、反省会には参加しました。
 一般参加者との交流は、会話らしい会話はほぼなかったですが、最初に2冊手渡した人以外は、「たまたま通りかかった」感じの人ばかりで、既刊9部・新刊10部を直接手渡し(直接手に取られた人もいましたが)できたわけで、以前の水準に戻った感じです。あくまでサークル参加者である以上、やはり今回のように最低10人程度は手渡しなど交流をしたいですね。
 なお、既刊のみを持って行った人が2名、新刊のみを持って行った人も2名(うち1名は最後の1冊となった15時8分)いたことになります。新刊のみの残り1名だけが常連ということでしょうか。それなら、既刊のみの2名は、「ファン活動編」には興味を示さなかったということでしょうか。既刊こそが本命(新刊はあくまでおまけ)なので、既刊の方が早く捌けたのは、予想外でしたが、喜ぶべきなのかもしれません。
 右隣のサークルさんとは、最初と最後(15時頃退去)のあいさつだけでした。左隣のサークルさんとは、隣同士になるのは3回目ですが、今回はご友人の方としゃべっている時間が長く、直接の会話はほぼありませんでした(15時30分頃退去)。新刊等を贈呈してくれるサークルさんなので、元々アンケート協力サークルの1つでもあり、お返しに既刊とペーパーのみお渡ししました。サークルスペースの後方など空間が広く、出入りしやすいのはありがたかったです。もう少し空間を詰めてもいい感じはしますが、コロナ禍が終わるまでは仕方ないのかも。


5 今後

 次回は、「ファン活動編(下)」がメインで、「作品編3」も出す予定です。前者は、旅行がらみが中心です。聖地巡礼、公式イベント(特に、広島国際アニメーションフェスティバル、東京国際アニメフェア)、メディア接触(雑誌、ラジオなど)です。総論の補足も書くかもしれません。何にしても、資料調査がまだまだ不十分で、気候の良いゴールデンウィーク頃には終わらせたいですね(今回のコミケでの収穫本は142冊と例年より大幅に少ないため、3月中には作業再開できそう)。後者は、候補作のうち3本ほどは既に執筆済みですが、どの作品を選定するかは全く流動的です。ただし、最大の目玉とも言える「進撃の巨人」が最終回まで放送完了していることが前提です。
 次々回(来年冬のコミケ103)には、オフセット(ではなく恐らくオンデマンド)本での総集編(ファン活動編は対象外。声優編を始め大幅な加筆修正あり)の発行を検討中ですが、データ入稿上での問題があり、色々試行錯誤が必要そうな状況です。
 これからも頑張らなければならない状況(何だか追い立てられている感じ)が続き、息が抜けないですねえ。