ここ3〜4か月ほどのテレビ番組のうちまだ取り上げていないものの感想について、まとめて取り上げます。今回は、地上波のバラエティー番組です。
7月4日に日本テレビ系で放送の「しゃべくり007〜トップ声優と超名作アニメの祭典スペシャル」。出演された声優さん3名いずれも発音機会があり、花江夏樹さんは起伏2回・平板1回、梶裕貴さんは起伏1回のみ、小野賢章さんは平板1回のみでした。花江夏樹さんが久々に平板発音してくれて少し希望が湧きましたが、最初の1回のみだったので残念な気持ちになりました(後述のように司会者の発音に引っ張られたのかもしれませんが。)。小野賢章さんは、過去投稿では起伏ばかりのナレーションだったとして取り上げていますが、いつも起伏発音ばかりの花澤香菜さんと夫婦である割りには平板発音もしていただけることがわかり、少し希望が持てました。司会のお笑い芸人さんたちの中ではくりいむしちゅーのお2人(上田晋也さん、有田哲平さん)に発音機会がありましたが、上田晋也さんが起伏2回のみ、有田哲平さんが起伏1回のみでした。ナレーションの同局アナウンサーラルフ鈴木さんも起伏1回のみでした。
8月1日にフジテレビ系で放送の「ネプリーグ〜全問アニメ・漫画常識クイズスペシャル」。ナレーションのフジテレビアナウンサー(男性の伊藤利尋さん、女性の小澤陽子さん)がいずれも徹底して起伏だったのは(予想していたとはいえ)ガッカリしましたが、スタジオ出演者の中で唯一発音機会があった23歳の俳優浅川梨奈さんが(発音機会は1回のみですが)しっかり平板発音されたのがとても嬉しかったですし好感を持ちました。なお、ビデオ出演の声優田中真弓さんが(発音機会は1回のみですが)起伏発音だったのは大変残念です。最近のベテラン声優にありがちな(以前は平板発音していたにも関わらず)起伏発音化の一例ですが、由々しき事態が進行していると言わざるを得ません。
8月6日にフジテレビ系で放送の「超逆境クイズバトル! 99人の壁〜ワンピースクイズ王決定戦」。発音機会があったのは、タレントの伊集院光さんが起伏1回のみと、女性ナレーションが起伏1回のみと、挑戦者の1人である一般人の主婦武沢奈津美さんの平板1回のみ(「アニメ「ワンピース」」と作品名の前につける複合語的な言い回しなので、日本語の原則からは当然ですが)です。男性ナレーションが、複合語について「アニメ制作会社」を起伏発音したのに対し「アニメ放送」を平板発音されていました。複合語で前につく方の単語は必ず平板発音するのが日本語のルールなので、しっかりしていただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)
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