2022年9月23日金曜日

最近どーよ!?(音楽番組)

  ここ3〜4か月ほどのテレビ番組のうちまだ取り上げていないものの感想について、まとめて取り上げます。今回は、音楽番組です。


 NHK教育で放送中の「クラシックTV」。5月12日放送は、特撮を中心にアニメも多く手がける大ベテラン作曲家の渡辺宙明さんがゲスト。私も大好きな作曲家の1人です。個人的には、「野球狂の詩」や「人造人間キカイダー」の各楽曲などが特に忘れられません。約1か月後の6月23日に亡くなったため実質最後のテレビ出演でした。東京国際アニメアワードの授賞式(功労賞)会場で至近距離(ロビーのためわずか数メートル)で直接お見かけしたこともありますし、昔のラジオのアニメ情報番組に出演されたことがあるかもしれません(録音が残っているかどうか未確認)が、テレビ出演は(私のビデオライブラリーにも皆無のため)ほぼ初めてかもしれません。やっと確認の機会が得られたわけですが、大変残念ながら起伏(発音機会は1回のみ)でした。これほどの大ベテラン(満96歳)でも、と軽いショックを受けました。司会のピアニスト清塚信也さんやナレーションの服部伴蔵門さんも、起伏1回ずつでした。

 NHK総合で放送中の「SONGS」。6月23日の放送ではテレビアニメ「SPY×FAMILY」の特集があり、OPを歌うOfficial髭男dismのボーカル藤原聡さんに発音機会がありましたが、起伏4回のみでした。「ドラマ」が平板1回だったため余計に目立ちました。一方で、EDを歌う星野源さんは、平板1回でした。この人の声や話し方はなぜか生理的にイマイチ好きになれないのですが、好感度は上がりました。

 7月3日にCSファミリー劇場で放送の「声優紅白歌合戦2022」。1月4日に開催されたものです。発音機会があったのは3名。折笠愛さんは、残念ながら起伏1回のみ。山口勝平さんは、過去投稿では徹底して平板だったのに、今回は起伏1回のみ。悪しき傾向です。一方、司会の森田成一さんは、平板1回のみ。過去投稿と変わっておらず、ホッとしました。

 BS11で放送中の「Anison Days(アニソン・デイズ)」。
 5月27日のSajiの3名のうち発音機会があった2名(ボーカルのヨシダタクミさん、ギターのユタニシンヤさん)は、いずれも平板(ヨシダさんは2回とも)でした。ただし、後日放送の未公開場面では、ヨシダタクミさんが起伏1回でした。司会の森口博子さん起伏1回でしたが、それに引っ張られたのでしようか。。
 6月3日(9月9日も)の大原ゆい子さんは、いつもと変わらず平板2回でした。司会の森口博子さんも、珍しく平板発音が1回ありましたが、初めて「ニ」にアクセントを置く起伏発音も1回ありました。
 6月17日のcadodeの3名のうち発音機会があった2名(ボーカルのKoshiさん、ギターのebaさん)は、起伏平板が1回ずつでした。どちらの基調かは不明ですが、平板基調になっていただけたら嬉しいですね。
 7月22日の岡咲美保さんは、過去投稿では平板でしたが、今回は起伏4回・平板1回と起伏基調だったのが残念です。
 8月5日のZAQさんは、起伏平板が1回ずつでした。もともと混在されている方のようですが、できれば平板基調になっていただきたいものです。司会の森口博子さん起伏1回でした。
 8月19日のhalcaさんは、過去投稿では平板でしたが、今回は起伏1回でした。司会の森口博子さんが、また「ニ」にアクセントを置く起伏1回でした。
 8月26日の前島麻由さんは、起伏3回でそのうち1回は「ニ」にアクセントがありました。司会の森口博子さん起伏1回でした。


 以上のように、音楽関係者も、起伏平板が混在しているわけですが、どうか平板基調の方々がもっともっと増えていただきたいものですね。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2022年9月10日土曜日

最近どーよ!?(バラエティー)

 ここ3〜4か月ほどのテレビ番組のうちまだ取り上げていないものの感想について、まとめて取り上げます。今回は、地上波のバラエティー番組です。


 7月4日に日本テレビ系で放送の「しゃべくり007〜トップ声優と超名作アニメの祭典スペシャル」。出演された声優さん3名いずれも発音機会があり、花江夏樹さん起伏2回・平板1回、梶裕貴さん起伏1回のみ、小野賢章さん平板1回のみでした。花江夏樹さんが久々に平板発音してくれて少し希望が湧きましたが、最初の1回のみだったので残念な気持ちになりました(後述のように司会者の発音に引っ張られたのかもしれませんが。)。小野賢章さんは、過去投稿では起伏ばかりのナレーションだったとして取り上げていますが、いつも起伏発音ばかりの花澤香菜さんと夫婦である割りには平板発音もしていただけることがわかり、少し希望が持てました。司会のお笑い芸人さんたちの中ではくりいむしちゅーのお2人(上田晋也さん、有田哲平さん)に発音機会がありましたが、上田晋也さん起伏2回のみ、有田哲平さん起伏1回のみでした。ナレーションの同局アナウンサーラルフ鈴木さん起伏1回のみでした。

 8月1日にフジテレビ系で放送の「ネプリーグ〜全問アニメ・漫画常識クイズスペシャル」。ナレーションのフジテレビアナウンサー(男性の伊藤利尋さん、女性の小澤陽子さん)がいずれも徹底して起伏だったのは(予想していたとはいえ)ガッカリしましたが、スタジオ出演者の中で唯一発音機会があった23歳の俳優浅川梨奈さんが(発音機会は1回のみですが)しっかり平板発音されたのがとても嬉しかったですし好感を持ちました。なお、ビデオ出演の声優田中真弓さんが(発音機会は1回のみですが)起伏発音だったのは大変残念です。最近のベテラン声優にありがちな(以前は平板発音していたにも関わらず)起伏発音化の一例ですが、由々しき事態が進行していると言わざるを得ません。

 8月6日にフジテレビ系で放送の「超逆境クイズバトル! 99人の壁〜ワンピースクイズ王決定戦」。発音機会があったのは、タレントの伊集院光さん起伏1回のみと、女性ナレーションが起伏1回のみと、挑戦者の1人である一般人の主婦武沢奈津美さん平板1回のみ(「アニメ「ワンピース」」と作品名の前につける複合語的な言い回しなので、日本語の原則からは当然ですが)です。男性ナレーションが、複合語について「アニメ制作会社」を起伏発音したのに対し「アニメ放送」を平板発音されていました。複合語で前につく方の単語は必ず平板発音するのが日本語のルールなので、しっかりしていただきたいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)