2022年3月20日日曜日

声優&音楽関係者

 BS11で放送中の「Anison Days (アニソン・デイズ)」。昨年10月以降の出演者についてまとめます。
 まずは、初出演ではない方々。遠藤正明さんは、(当番組に限らず)いつでもどこでも徹底して平板で、安心させてくれます(JAM Projectのドキュメンタリー映画「GET OVER」では、遠藤正明さんは発音機会2回とも平板影山ヒロノブさんは発音機会は1回のみでこの時は残念ながら起伏でした。)。結城アイラさんは、4回の発音機会のうち1回を除き平板でした。夫のKATSUさん(angela)は基本的に平板発音されている方なので、以前に比べて平板基調が強くなってきている感じで嬉しいです声優の寺島拓篤さんは、発音機会は1回のみで、今回は残念ながら起伏でした。以前に比べて起伏基調になっている感じで残念です。
 続いて、初出演の方々。平原綾香さんや声優の國府田マリ子さんは、発音機会は1回のみですが、残念ながら起伏でした。國府田マリ子さんは、1990年代の第3次声優ブーム時の御三家のお一人で当時は平板だったような気がしますが、大変残念です。GARNiDELiAのお2人(メイリアさんTOKUさん)は、いずれも平板発音で嬉しかったです。(メイリアさんは2回の発音機会のうち1回は起伏発音気味でしたが。) 藤巻亮太さん起伏2回・平板1回、カノエラナさん起伏平板各1回でした。全て平板発音だったのは以下の方々で、意外と多くて嬉しかったです。杏子さん(発音機会1回)、佐久間貴生さん(発音機会3回)、新里宏太さん(発音機会7回(当番組最多クラス))、Liyuuさん(発音機会3回)。新里宏太さんは、「ドラマ」も平板でしたが、アニメに親しみを持っている方だとはっきりわかる話し方で大変好感を持ちました。 
 司会の森口博子さんも、平板発音が徹底しているゲストの時は起伏基調ながら平板の時があります。もう一人の司会の酒井ミキオさんも、佐久間貴生さんの回に久々に発音機会があり、以前のように平板でホッとさせられました。

 CSファミリー劇場で放送中の「オーイシ×仲村の想い出アニソン同好会」。オーイシマサヨシさんと声優の仲村宗悟さんが司会を務める、ゲスト共々靴を脱いで床に足を伸ばしてくつろぎながら気楽にダベる感じのトーク番組です。ごくたまにしか視聴しませんが、声優がゲストの2回分について。第8回の愛美さん起伏平板各2回と混在だったせいか、オーイシマサヨシさんも起伏3回・平板2回、仲村宗悟さんは発音機会は1回のみですが(過去投稿と同様に)平板でした。第12回の内田彩さんは(過去投稿と異なり)発音機会3回とも起伏だったせいか、オーイシマサヨシさんは起伏2回・平板1回、仲村宗悟さんでさえ発音機会4回のうち2回は起伏気味でした。どちらが先かというのはありますが、司会とゲストはやはり微妙に影響し合っている面があるとわかります。

 NHK教育で放送中の「沼にハマってきいてみた」。2月14日放送のバレンタインアニソン特集では、ClariSのお2人がテレビでは初めて仮面を外した素顔で歌った回でしたが、クララさんが発音機会2回とも平板カレンさんが発音機会1回のみで起伏だったのが意外でした。クララさんは過去投稿で起伏だったのに平板発音に変わってくれていて大変嬉しかったですが、逆にカレンさんは過去投稿で平板だったのに今回は「アニメ◯◯◯」という形であるためなのか起伏発音されたからです。

 2月8・9日にCSエムオンで放送の「Sony Music AnimeSongs ONLINE 2022」。発音機会1回ずつですが、さユりさん平板TrySailのお三方のうち雨宮天さん起伏夏川椎菜さん平板でした。片岡健太さん(sumikaのボーカル)が起伏3回・平板2回でしたが、当初起伏ばかりだったのがその後の2回がいずれも平板だったことから、何か期するところがあったのかもしれません。KEIGOさん(FLOWのボーカル)が発音機会3回とも全て平板だったのが嬉しかったです。

 テレビ東京系で放送中の「ザ・メイカーズ 突破の条件」。昨年12月28日放送の作曲家の澤野弘之さんの回です。澤野弘之さんは、発音機会は1回のみですが、起伏気味の発音でした。ガンダムシリーズの作曲に憧れていたという経歴の方で「進撃の巨人」が特に有名ですが、アニメ関連で人気の高い音楽関係者であるならば平板基調であってほしいと思わざるを得ません。

 BSテレ東で放送中の「武田鉄矢の昭和は輝いていた」。2月25日放送の「徹底解剖! 昭和歌謡ヒット曲の秘密」の回。作曲家の宮川彬良さんが出演。ヤマト(宮川泰作曲)とハイジ(渡辺岳夫作曲)が取り上げられたため解説をされていました。過去投稿では起伏でしたが、先に取り上げたヤマトの時は発音機会2回とも平板、後に取り上げたハイジの時は発音機会2回とも起伏でした。全部ではないとはいえきちんと平板発音してくれたのが大変嬉しかったですが、後半はどうされたのでしょうか?。放送自体は途中にCF(CM)は入りませんでしたが、まさか収録時は途中で休憩か何かが入りディレクターか誰かから何か言われたのでしょうか?・・・まさかそんなことはないと信じたいですが、とても気になります。

(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2022年3月15日火曜日

ベテラン声優さん5

 過去投稿でも取り上げたCSファミリー劇場「声優のホンネ」。ベテラン(声優歴30年以上)の方々どうしの対談形式で行われるトーク番組です。約1年ぶりの「シーズン2」が(なぜかインターネット配信の方が先行して昨年のうちに公開済みらしいですが)放送されました。収録は昨年後半(半袖姿の方も!)のようです。今回は2回のみです。

 1回目は2月28日放送で、田中真弓さんと山口勝平さん。後輩にあたる山口勝平さんは、7回の機会があり徹頭徹尾平板でした。「名探偵コナン」など長寿番組が多くベテランが多い(コナン役の高山みなみさん起伏発音が目立つ)中で、大変心強いです。元々漫画好きで有名な方ですが、アニメも元々好きな方らしいです。共演する他のベテランさんたちにも良い影響をぜひ与えていただきたいものです。なお、「ドラマ」も3回の発音機会があり、全て平板でした(「アニメ」が平板なら何も問題はありません)。先輩にあたる田中真弓さんは、過去投稿でも取り上げたように、起伏発音も少なくない(昔のアニメブームの頃はそうではなかったような気がする)方なのですが、今回は6回の発音機会で、起伏平板が見事に半々でした。話の主導権を山口勝平さんが持っている場面が多かったせいか、それに少し合わせた感じの時もありました。
 2回目は3月13日放送で、大塚明夫さんと山寺宏一さん。後輩にあたる山寺宏一さんは、13回の発音機会があり徹頭徹尾平板でした。これまでと変わらず大変嬉しいです。なお、「ドラマ」「ゲーム」もそれぞれ2回・1回の発音機会があり、全て平板でした(「アニメ」が平板なら何も問題はありません)。先輩にあたる大塚明夫さんは、過去投稿でも取り上げたように、起伏発音も少なくない方なのですが、今回は5回の発音機会で、最初の1回のみ平板で、他は全て起伏でした。山寺宏一さんよりも最近のアニメをしっかりご覧になっているらしいですが、もしかするとキャラクターが作中で起伏発音している作品も含まれていてその悪影響を受けてしまっているのかもしれません。なお、「ドラマ」も2回発音機会があり、いずれも平板でした。話の主導権を山寺宏一さんが持っている場面が多かったせいか、最初の1回は明らかに合わせた感じでしたが、その後はご自分のペースで話されたためか起伏だったのだと思われ、やはり元々起伏基調の方のようです。しかも「アニメ」よりも「ドラマ」の方が平板化している感じで、アニメ出演も多い声優さんとしては大変残念です。

 以上のように、奇しくも話の主導権を握る後輩側が徹底した平板発音を披露していただけて、安心させてもらえたのは良かったのですが、ベテランであっても起伏基調の方が少なくないのがどうにも不安材料です。ただでさえアフレコ現場ではベテランは1名くらいしかいないことも多い昨今、しかも新型コロナウイルス対策で全員が同席せず別録り中心の体制が続いており、ベテランが若手に手本を示す機会が皆無に近いです。大塚明夫さんがご自身の姿勢として話されていましたが、場の雰囲気が尖らないように、思っていることをストレートに口にするのを控える傾向もあるようです。これでは「先輩の芸を盗む」「先輩の態度を見習って物事を覚えていく」といった体制は望み薄です。「平板発音が当たり前」という伝統は、きちんと受け継がれていけるのでしょうか・・・。いずれにしろ、「平板発音を当たり前に自然に行なってきた」ベテランさんたちが、その態度で周囲に手本を示す機会がもっともっと増えてほしいものです。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)