2020年11月29日日曜日

コミケ申込

  東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。GWのコミケ98が「中止」(「延期」ではなく欠番扱い)になり、年末のコミケ99が「延期」されて来年5月2〜5月に開催決定しています。そして、この11月25日〜12月10日がオンラインでのサークル参加申込期間となっています。本日、申込手続を実施(完了)しました。コミケ98では当選していたのに仕切り直しで再度応募しなければなりませんし、新型コロナウイルスの関係でサークルスペース数減少・一般入場者数制限が実施されるようです。

 詳細は来年3月の当落発表後に改めて投稿しますが、現状報告を少し。
 「アニメ」の発音問題に関する評論本「アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」は、過去投稿でお知らせした通り、既に印刷済みです。
 また、個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきたでの続刊を2冊予定しています。
 「スタッフ編」は、海外アート系を含む監督(演出家)制作会社(プロデューサーや企画会社を含む)がメイン。京アニ事件に関する特別コラムは、4頁にわたる長文となり、今年3月には完成済みですが、犯人に関する情勢が動けば少し追記するかも。監督はメインが完成済みですが、まだまだです。制作会社はまだ手付かずです。そのほかの脚本家、作画監督、美術監督、音響監督などに関するコラムは間に合うかどうか微妙です。
 「作品編①」は、国産テレビアニメ歴代総合ランキングでのベスト19国産劇場アニメ歴代総合ランキングでのベスト1の、併せて20作品を(続編・リメイク・スピンオフや劇場版・OVAも含めて)取り上げます。こちらを優先して作業しており、現時点ではテレビ第4位・第9位・第17〜19位と劇場第1位を残すのみ(某作品の著作権に関する特別コラムも、必ず書きますがまだ手付かず)となっています。思ったほど捗っていません。「言いたいことははっきりしているので、スラスラ書けるさ」と思っていたのですが。私事で色々あったのと、基本的には全話再鑑賞した上で感想をまとめていますので、本当に時間がかかります。でも、他人様に読んでいただくならしっかりとした内容にしたいし、自分自身のアニメライフの総括なので、手は抜きたくないのです。
 まあ、ギリギリまでかかりそうですが、なんとか2冊仕上げたいです。
 

2020年11月22日日曜日

アニメ語り

 一般芸能人などアニメ業界と直接関わりのない方々がテレビなどでアニメについて語る機会は、過去投稿で様々な形で取り上げてきました。昔に比べて本当に増えましたし、特定のアニメ作品についてズバリ感想を問う番組も増えました。

 去る9〜10月に4回にわたりNHK教育で放送された「私のアニメ語り」もその一つ。同番組では、単語としての「アニメ」の発音機会は驚くほど少なかったのですが、数名いらっしゃいました。「ログ・ホライズン」の回。カルチャー評論家のさやわかさんが、2回とも自然な平板発音でした。タレントの最上もがさんは、1回だけでやや起伏発音気味でしたが、「ゲーム」は平板発音されていただけに残念でしたがそれだけゲーム好きな方だということでしょう。アーティストの工藤大輝さん(Da-iCEのリーダー兼パフォーマー)さんは、1回だけで、過去投稿と異なり、今回は起伏発音でした。まさか周りの影響を受けて変わりつつあるのかもと不安になりました。「未来少年コナン」の回。タレントの千秋さんは、1回だけですが起伏平板のどちらとも言えない微妙な発音でしたが、普段は平板気味なのではないかと思われます。タレントの結さんは、起伏平板が1回ずつでしたが、過去投稿で取り上げた際は起伏ばかりだったので、嬉しいですね。「進撃の巨人」の回。市川紗椰さんは、過去投稿の通りのいつもの自然な平板発音に戻っていて安心しました。

 10月17日にフジテレビ系で放送の「超逆境クイズバトル!! 99人の壁〜アニメ・マンガスペシャル」では、タレントのファーストサマーウイカさんが、とても自然な平板発音で、嬉しい驚きでした。10月28日にTBS系で放送の「D4DJ presents CDTV特別編・みんな歌える! 神プレイリスト音楽祭」では、タレントのDAIGOさんが、普段は起伏が多い印象でしたが珍しく平板発音されており、良い傾向だなあと感じました。
 BS11で放送中の「Anison Days」。10月23日の中川翔子さんは久々に平板発音で、もっともっと徹底していただければなあと思っています(同回での司会の森口博子さんは残念ながら起伏でしたが。)。10月30日の音楽プロデューサー(作・編曲家)の武部聡志さんは、3回の発音機会とも全て平板発音で、「さすがだなあ」と唸らされました。少なくともアニメ制作に関わりのある方々はこうであってほしい、というお手本のようでした。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)



 

2020年11月3日火曜日

鬼滅の刃

 「鬼滅の刃」。昨年アニメ化されて話題となったことはもちろん知っていましたし、パワフルなパフォーマンスで人気のあのLiSAさんが紅白に出場して驚いたりもしましたが、今年10月16日公開の劇場版の異常人気はどうしたもんでしょうか。

 私自身は、当作は漫画もアニメも(演劇なども)全く触れておりませんし、おそらく(数年後はともかく)当面は触れることもないでしょう。人気が出ること自体は歓迎しますが、あまりにも突出しており、「それほどのものか」というのが先んじて、正直観る気は起きません。公開からたった半月ほどで既に興収150億円・観客動員数1千万人突破は、コロナ禍による単なる幸運にすぎず、過去の数ある(実写を含む)名作群に対して失礼ではとさえ感じます。当作を担当した制作会社ユーフォーテーブルはどのくらいの恩恵を受けるのでしょうか。(ぜひとも潤ってほしいものですが、昨年も金銭がらみで問題を起こしていましたので、誘惑に負けないでいただきたいと切に願います。)

 普段アニメを観ないような人たちには「そんなに珍しい内容じゃないぞ。他にも良いアニメはたくさんあるぞ。」と言いたくなります。例えば、昨年の悲惨な事件の影響が残る京都アニメーションの事件後初の完全新作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。確かに大衆が熱狂するような作品ではありませんが、まだ公開中とはいえもう少し興収が伸びても良いのではとも思います。(個人的には、冗長な展開・演出と感じましたが、高品質な良作ではありました。)


 さて、当ブログの本題に入ります。当作を取り上げたテレビ番組の感想です。単語としての「アニメ」の発音についてです。

 テレビ朝日系で放送中の「ミュージック・ステーション」。10月16日の2時間スペシャル。LiSAさんの発音機会はありませんでしたし、ナレーションの神谷浩史さんは(過去投稿とは異なり)残念ながら起伏でしたが、俳優の広瀬アリスさんが5回の発音機会すべて平板でした。大変嬉しくなりましたし、好感を持ちました。(妹の広瀬すずさんも同様だといいのですが発音機会に巡り会えず未だに不明です。)

 フジテレビ系で放送中の「ワイドナショー」。10月25日の回。残念ながら発音機会があった3名はいずれも起伏。司会の東野幸治さんは、(過去投稿にもあるように)時々平板もありますが今回は徹底して起伏でした。お笑い芸人の黒田有さんは、発音機会は1回だけでしたが、妻がアニメファンだがご本人はアニメに疎いとのことで仕方ありません。お笑い芸人の椿鬼奴さんも、発音機会2回とも起伏でしたが、アニメにも興味はあるようなので、平板発音になじんでいただければなあと思います。

 TBS系で放送中の「サンデージャポン」。同じく10月25日の回。発音機会があったのは5名。お笑い芸人3名は三者三様。高橋茂雄さんは、(過去投稿にもあるように)以前は平板もあったのに今回も2回とも起伏田中裕二さんは、(1回だけ起伏気味でしたが)いつものようにほぼ平板岩井勇気さんは、今回は(約10回もありましたが)徹底して平板で、大変嬉しくなりましたし、ホッとしました。モデルの池田美優さんが、2回とも平板だったのが、大変心地良かったです。ぜひ今後とも続けていただきたいですね。タレントのテリー伊藤さんが、発音機会は1回だけでしたが起伏だったのが残念です。ディレクターなどとしてテレビ業界に長く携わって来た方だけに。


 「社会現象」と安易に言われる作品は珍しくありませんが、今回の「鬼滅の刃」のケースは本当に「社会現象」になって来ています。普段はアニメに馴染みのない「素人」の方々も単語(単独発音)としての「アニメ」を口にする機会も必然的に増えると思われます。放送メディアに登場する方々は特に、この機会に平板発音になじんでいただきたいし、平板発音の方々がもっと増えていただきたいものです。


 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)