ここ3か月ほどのテレビ番組の感想の中から、一般芸能人(アニメ業界と直接関わりのない芸能人)を中心に、単語としての「アニメ」の発音についてまとめて書かせていただきます。
8月24日にNHK総合で放送された「戦争童画集〜75年目のショートストーリー」で、ドラマに出演した俳優の橋本環奈さんがしっかりと平板発音されていて、とても嬉しくなりました。まだ20代になったばかりの若手ですが人気もありますし、ぜひこのまま平板発音をし続けて周りにも影響を与えてほしいと思います。
9月6日にテレビ朝日系で放送された「国民13万人がガチ投票!アニメソング総選挙」では、司会の爆笑問題のお二人が、過去投稿にもあるように、太田光さんは平板3回・起伏2回とやや起伏も目立ちましたが、田中裕二さんは発音機会があった6回のうち1回のみ起伏気味でしたが他は全て平板で、変わっていないことに安心しました。どうか今後も変わらないでいていただきたいと思います。同番組では、過去投稿にもあるように俳優の上川隆也さんが「アニメーション」としか発音しないこだわりを再び見せてくれたのを別にすれば、他の出演者が全員起伏だったのが大変歯がゆかったです。そんな中、ナレーション担当の声優3名のうち大ベテランの中尾隆聖さんが、発音機会があった2回とも自然な平板発音で、「さすが」とホッとさせてくれました。過去投稿にもあるように、2017年のテレビアニメ「アニメガタリズ」本編中では発音機会は1回だけですが起伏発音されていたため心配でしたが、ご本人はやはりテレビアニメ黎明期からの大ベテランらしさを示してくれたわけです。アニメ情報番組では、ベテラン・若手を問わずこうであってほしいものです。
NHK総合で放送中の「ごごナマ」の「堀江美都子」の回(8月18日放送)では、司会の美保純さんが、起伏発音が多い中たまたまなのでしょうが一度だけ平板発音されて、少し希望が出てきました(逆に、もう一人の司会の船越英一郎さんは、発音機会は1回のみでしたが起伏発音され、過去投稿にもあるように以前の自然な平板発音に戻っていただきたいと切に思いました。)。
NHKBS1で放送中の「COOL JAPAN」の「歌」の回(8月23日放送)では、過去投稿にもあるように、ミュージシャンのマーティ・フリードマンさんが4回の発音機会中1回のみ起伏でしたが他は普通に平板、司会の鴻上尚史さんも4回の発音機会中2回は起伏ながらも他は普通に平板でした。どうか以前のように迷わず徹底して平板発音を続けていただきたいものです。
近年、以前は平板発音しかしていなかったはずの人が起伏発音されるケースが散見され、大変危惧しています。橋本環奈さんのような若手の一般芸能人がもっともっと増えて、悪しき傾向を断ち切っていただきたいものです。
(※諸般の事情により、動画投稿はありません。)