2019年11月21日木曜日

人は変わる

 去る11月16日にNHKBSプレミアムで放送された「発表!全るーみっくアニメ大投票」。高橋留美子原作のすべてのアニメ作品についての、約21万票に及ぶ人気投票結果を発表する生放送のバラエティー番組です。特に若い女性の投票が多かったらしく、作品部門で「うる星やつら」が、キャラクター部門で「ラム」が1位になれなかったのは予想外でした。アニソン部門で「ラムのラブソング」が1位だったのにはホッとしましたが。個人的には、作品・主題歌とも大のお気に入りである「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」が、作品部門5位・アニソン部門9位(いずれも全劇場作品中トップ)と健闘していたのが嬉しかったですね。

 「アニメ」の発音機会があったのは、以下の方々です。

 ナレーションの松澤千晶さんは、1回のみで起伏でした。平板なときもある方なのですが、なかなか徹底していただけないのが残念です。
 ゲストの栗山千明さんは、かろうじて1回だけで、いつもと同様に起伏でした。本当にアニメ好きな方なので、意識していただければ嬉しいですね。
 ゲストの声優古川登志夫さんも、かろうじて1回だけで、起伏でした。昔から起伏だった方なのですが、本当に変わらないですねえ。
 同じくゲストの声優平野文さんは、昔から当然に平板だった方です。2回のうち1回はやや起伏気味で一瞬ドキッとさせられましたが、もう1回はとてもしっかりした平板発音で安心させてくれました。
 解説者の藤津亮太さんは、いつものように徹底して平板でしたが、当然の貫禄です。
 ゲストのお笑いコンビよゐこの有野晋哉さんも、過去投稿で取り上げた相方の濱口優さん同様、自然な平板発音で、ホッとさせられました。

 さて、残り3名の方について、いずれも過去投稿で取り上げた方々ですが、少し考えさせられました。
 1人は、ゲストの漫画家島本和彦さんです。昔は徹底した平板発音だったのに、最近のテレビ番組で起伏発音をされていてショックを受けていたのですが、今回は約10回(今回の出演者中最多)の発音機会のうち8割方が平板でした。「戻ってくれたんですね」ということで、ホッとさせてくれました。
 2人目は、熱さでは全出演者中トップだった感じの中川翔子さん。何と4回の発音機会中1回を除き全て平板でした。誰かに引っ張られた感じではないので、ご自分から平板発音をよくするようになったと言えます。「最近変わってきましたね」と大変嬉しかったです。この調子で平板が基本に定着してほしいものです。そうすれば、本物のアニメファンらしい「風格」「貫禄」が出てくると思います。
 3人目は、司会の西川貴教さんです。ここ数年平板が定着していた方だったのに、2回の発音機会はいずれも起伏で、大変ショックを受けました。「どうして昔に戻ってしまったのですか」と大変残念な思いです。今回のゲストの方々などを見習って平板にどうか戻っていただきたいです。

 実は、過去投稿で取り上げ昔から平板だった方々のうち、最近起伏に変わってきてしまっている感じの方々がまた目立ってきています。ささきいさおさん影山ヒロノブさん鈴木このみさん鴻上尚史さん古田新太さんなどです。誰かの影響なのでしょうか。特にアニメ業界関係者でない方々の場合は、なまじ起伏発音の声優などと接する中で、「最近は起伏が普通なのかも」と勘違いされてしまっている可能性が高いと思われます。勘違いだということにどうか気づいていただき元の平板発音に戻っていただきたいと切に思います。
 「人は変わる」ものですが、良い方向(起伏発音だった方々が平板発音に変わる)であってほしいものです。例えば前述の中川翔子さんのように。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)

2019年11月1日金曜日

コミケ7連続ならず

 東京ビッグサイトで開催されている世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット」。今冬のコミケ97へのサークル参加ならず。これで初申込からの連続当選は6回で途切れました・・・運はとうとう尽きたわけです。

 評論・情報」ジャンルで申込していましたが、同ジャンル配置日についてはコミケ90以来約3年ぶりの一般参加となります。かつては、会場にできるだけ近い場所にホテルを必ずとり、朝6時頃には待機列に並んでいました。今回は、もう少しゆっくりになると思いますが、ホテルもサークル参加時のようにどこでもいいわけではなく会場至近にしないといけません。ああ〜・・・。
 ただし、新刊は制作します。気になるサークルの皆様などへの手渡し用です。予定通り2種類を作成します。これまで発行してきた発音問題の合本(アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付き合本版)」、前回から発行し始めたシリーズ本「アニメ文化とこう関わってきた(アニソン編)」です。
 前者は、発音問題に関する集大成的な決定版にし、コミケ参加者以外も含め様々な方へお渡しできるような形にしたいので、少し内容を変えるかもしれません。巻末特別付録を削除することは当初から決まっていますが、新規の内容を少し入れるかもしれません
 後者は、夏コミ購入分同人誌もすべて読み終わったので明日から作成開始予定でしたが・・・やっぱり作成はします。「アニソン編」とうたっていますが、コミケ98発行予定の「スタッフ編」との振り分けを見直し、作曲家は結局外して楽曲・歌手のみにしたり、歌手も外して楽曲のみにするかもしれません。要は、編集方針を変更してコミケ98に「楽曲編」「人物編(監督・制作会社など+歌手・作曲家)」2冊同時発行としても良いように考え直す可能性大です。
 いずれにせよ、一般参加者の手に直接渡る機会はこの冬コミでは無いわけですので、一般参加者の方々はコミケ98(ひょっとするともっと先かも)までどうか気長にお待ちくださいませ。