2019年2月19日火曜日

気になること

 去る2月17日にテレビ朝日系で放送された「関ジャム完全燃SHOW〜詳しくなくても楽しめる! アニソン特集」を観ました。
 アニソン解説側ゲストとして、評論家の冨田明宏さん・作曲家の上松範康さん・アーティストの大石昌良さんが出演されていました。3人とも(冨田さんが1回だけやや起伏気味の時がありましたが)全て平板で安心させてくれました。(過去投稿で取り上げた通り、冨田さんはいつも平板ですし、大石さんも最近は基本的に平板です。)
 また、関ジャニ∞のメンバーで唯一発音機会があった司会の村上信五さんは、数回の発音機会の全てが平板で、とても嬉しかったですねえ。
 一般側ゲスト3名のうち、アイドルタレントの宮田俊哉さん(Kis-My-Ft2)は起伏でしたが、俳優の志田未来さんとお笑いタレントの秋山竜次さん(ロバート)は、いずれもアニメのアフレコ経験もあるせいか全て平板で好感が持てました。
 一方で、局アナウンサーの堂真理子さんナレーションの小野寺一歩さんは全て起伏でした。番組の(ナレーションを含む)司会進行役の発音は番組全体の印象をも左右するので、残念な思いです。

 そしてやっと本題なのですが、同番組のレギュラー出演者である古田新太さんは、1回だけ発音機会がありましたが起伏でした。過去投稿で取り上げた通り、昨年放送されたテレビアニメ「深夜! 天才バカボン」で当初は平板だったのに終盤はほぼ起伏になってしまっていましたし、昨年12月15日にNHKBSプレミアムで放送された「ダークヒーローの美学〜力石徹」で担当されたナレーションでは数回のうち1回だけ平板でしたが他は起伏ばかりでした。元々は平板発音されていたのに、バカボンのアフレコ現場で他の声優さんが軒並み起伏だったため「最近の業界は起伏が基本なのか」と勘違いされてしまった可能性があり、大変危惧しています。
 また、去る2月3日にNHKBS1で放送された「COOL JAPAN〜2.5次元」では、過去投稿で取り上げたレギュラー司会2名において、リサ・ステッグマイヤーさんが1回のみ発音機会があり起伏発音され、鴻上尚史さんも10回弱の発音機会のうちたった1回ではありますが起伏発音気味だったりしたのです。同番組ではナレーションの声優日高のり子さん中井和哉さんが相変わらず起伏発音ばかりされており、その影響がひょっとしたらあるのでは、と大変気になりました。ただし、インタビュー出演者のうち発音機会があったアニメツーリズム協会専務理事の鈴木則道さんはしっかり平板発音されていましたし、同番組にゲスト出演していた外国人の方々は全員が平板音気味だったため、安心させられました。そのぶん余計に(いつも起伏発音であるゲスト解説者の慶應義塾大学教授の中村伊知哉さんも含む)日本人の発音が気になったわけです。
 業界関係者がしっかりしないと、一般芸能人でも「最近のアニメ関係者は起伏なのか」と勘違いされる恐れがあるのでは、と大変憂慮します。こんなことが頻繁に起きるとしたら由々しき事態です。なんとか防げないものでしょうかねえ。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)




2019年2月11日月曜日

声優さんも

 過去投稿で詳しく取り上げていない声優さんについて、少しまとめて触れさせていただきます。
 昨年話題を呼んだ深夜アニメ「ポプテピピック」では、大勢のベテラン声優さんが出演されていました。中でも最終回に前半のポプ子役を担当された小山茉美さんは、しっかり平板発音されていました。昔から変わらず平板発音の方なので、ホッとさせられました。(同じ回の後半を担当された速水奨さんは残念ながら起伏発音でしたが。) また、第5話のバッティングセンターのシーンのナレーションもしっかり平板でした。(担当者は不明ですが、声の感じからすると上坂すみれさんかも。)
 また、去る1月7日にNHK総合で放送された「プロフェッショナル・仕事の流儀」では中堅声優の神谷浩史さんが取り上げられていましたが、「アニメ」の発音機会は1回だけあり、しっかり平板発音されていたのが大変意外でした。最近の出演作でも例えば「おそ松さん」では常に起伏発音だったためです。
 そのほかつい先日(2月10日)も、CSのAT−Xで放送された「「魔法少女特殊戦あすか」特番・魔法少女たちのバレンタイン」に出演された声優さんの中で松井恵理子さんが繰り返し平板発音されていて好感を持ちました。
 結局、個人個人は普段は平板発音されている方が多いのでしょうか。それなら、収録現場で特に指導がなければ(特にアニメ好き設定のキャラクターでなくても)積極的に平板発音していただければなあ、というのが正直な思いです。
 
 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)