2022年1月27日木曜日

アクセス1万件

 本日12時頃、当ブログへのアスセス総数が通算1万件に達したようです。今月はアクセス数が比較的多めで、来月になるとの予想に反して今月達成できてしまいました。公開から5年7か月ほどかかりましたが、じわじわと積み上げられてきたわけで、皆様どうもありがとうございます。

 国内からがほぼ半数ですが、海外から半数近くを占めている状況には、改めて驚かされます。
 「海外」の内訳は、アメリカ50%、フランス20%、ドイツ6%、ベトナム6%、ウクライナ4%、ロシア2%、アラブ首長国連邦1%、イギリス1%、台湾1%、オランダ1%です。1%未満は、ブラジル、カナダ、アイルランド、チェコ、韓国、スペイン、香港の順で、幅広い地域からのアクセスはとても嬉しいです。

 アクセス元は、不明(「その他」)が78%を占めているため正確なことはわかりません。
 判明している分の全体に占める比率は、YouTubeから10%、Twitterから6%、Googleから5%、Yahooから1%などで、海外のサイトらしきものなども少し見受けられます。ちなみに、コミケWebカタログからは実数で11件ありましたが、やはり少ないですねえ。

 6月には6周年になりますが、その際改めてより詳しいデータをまとめたいと思います。今回は、ひとまずこの程度でお許しください。


2022年1月23日日曜日

アナウンサーなど

 アナウンサーの方々について過去投稿で機会あるごとに取り上げてきましたが、最近特に気になったフリーアナウンサーの方々を中心に、CSのAT−Xのオリジナル番組で私が視聴した範囲についてまとめます。
 松澤千晶さんは、各テレビ局のアニメ情報番組やアニメイベントなどで活躍されているフリーアナウンサーで、これまでも起伏発音基調の中たまに平板発音もされている方として取り上げてきました。最近も、AT−Xでは複数の番組を担当されています。
 田口尚平さんは、元・テレビ東京アナウンサーでAT−Xでも「裏アニメ」を担当されていました。当初は起伏発音ばかりでしたが番組後期には平板発音も時々されるようになっていました。フリーになってからも、AT−Xにも時々出演されています。

 「Cl u b AT−X」は、同局オリジナルのアニメ情報番組ですが、昨年10月からリニューアルされ、司会が声優の吉野裕行さんとフリーアナウンサーの松澤千晶さんとなりました。吉野裕行さんは、過去投稿でも取り上げたように徹底して平板発音されている方なので、的確な人選として安心して観ていられます。
 リニューアル初回となる第461回(昨年10月23日初放送)では、同局プロデューサーの山崎明日香さん、ゲストの声優小野坂昌也さん、ゲストの歌手米倉千尋さん、いずれも平板でしたが、ただ一人松澤千晶さんだけは5回の発音機会全て起伏でした。(ただし、事前録画のインタビュー内では2回の発音機会いずれも平板でした。また、米倉千尋さんは、「ゲーム」も平板でしたが、過去投稿と異なり「アニメ」について平板に変わっていたわけで大変嬉しいです。)
 その後は、私が視聴した範囲では、吉野裕行さんは第465回(昨年12月18日初放送)で一度だけ起伏気味になりヒヤッとさせられた以外は平板ばかりです。松澤千晶さんは、その後は吉野裕行さんに合わせたのか、ほぼ徹底して平板です。ただし、ゲストなどの影響(第465回は声優の平田広明さんで発音機会3回とも起伏)で起伏ばかりの回もあります。やはり、周りの発音を相当意識されているのは間違いありません。 

 「R指定アニメ」は、人気ホストのROLANDさんが特定のアニメの生放送を視聴して感想を他のゲストなどと語り合う番組です。
 ROLANDさんは、父親がアニソン関連も取り扱うギタリストであることの影響もありアニメ好きで知られていますが、過去投稿でも取り上げた通り当初は起伏発音基調の中平板発音もされていましたが、ここ3か月ほどは(昨年11月28日放送の「劇場版少女革命ウテナ」の回で一度だけ平板だった以外は)残念ながら全て起伏です。ただし、このように平板発音に変わる余地はありそうなので、良いお手本に倣って平板基調に変わっていっていただけたらなあと願うものです。
 松澤千晶さんは、昨年10月30日放送の「見える子ちゃん」&「鬼滅の刃」の回では、発音機会は1回だけでしたがしっかり平板でした(前述のウテナの回では発音機会2回とも平板でした。なお、そのウテナの回ゲストの声優渕崎ゆり子さんは、起伏平板が1回ずつでした。)。続く昨年12月18日放送の「ARIA」の回では、起伏2回・平板1回と起伏基調気味に戻ってしまっていました。これは、ゲスト出演された同局のウェザーニュースキャスター檜山沙耶さんが発音機会2回とも起伏だったことが影響していそうです。なお、ゲストの監督佐藤順一さんは、発音機会5回と多めでしたが、業界人なので当然に(周りにつられてか1回だけ起伏気味でドキッとさせられましたが)平板でした。
 田口尚平さんは、ここ3か月ほどは10月のみの出演でしたが、起伏6回・平板2回と、起伏基調でした。

 昨年12月30日放送の「AT−Xアニメランキング2021」は、昨年同局で放送された全410本(!)のアニメ作品からベスト20を発表するものです。両アナウンサーのほか、声優の津田健次郎さん、お笑い芸人の天津向さんの計4名が出演されています。松澤千晶さん起伏平板が1回ずつ、田口尚平さんは発音機会3回とも起伏でした。なお、津田健次郎さんは発音機会1回のみで起伏気味、天津向さん平板1回・起伏気味2回(司会的立場の田口尚平さんの影響かも)でした。
 内容的にもアニメ好きが集まった打ち解けた雰囲気で緊張も緩んだのか、田口尚平さんは発音が徹底していたのに対し、松澤千晶さんは発音に揺れが見られました。フリーアナウンサーとして、いろいろ意識するところがあるのでしょうが、アニメ好きを自認するアナウンサーの方々には、司会的立場を務める限りは、ゲストなどに左右されず、正統的な発音である平板発音基調に(できれば基調ではなく徹底に)なっていただきたいものだと改めて実感しました。

 (※諸般の事情により、動画投稿はありません。)


2022年1月2日日曜日

コミケ99参加報告

  新年あけましておめでとうございます。

 先日(12月30・31日)開催された同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ99)のサークル参加報告をさせていただきます。


1 概要

 コミケ91からの毎回参加で、通算7度目のサークル参加(他に別サークルへの委託参加も1回あり)、6度目の「評論・情報」ジャンルで、2日目(12月31日(金))東2ホールL−21b」です。
 2年ぶりということもあり、新刊は3種です。全て無料です。
 「アニメ」の発音問題に関する評論本アニメは本当に認められたの?(アンケート結果報告付完全版)」(以下「完全版」)。Q&Aなど当ブログでは直接そのままの形では公開していない内容も含んでいますが、間接的には各投稿の中で触れている内容がほとんどです。結章(結論)部分を私の真意が伝わりやすいように全面的に書き換え、新しい言い回しの追加なども行なった「完全版」です。一応最終形のつもりで作成した「決定版」です。今後はコミケ参加者以外も含めこれを配布する形になります。
 個人的感想文集のシリーズ本アニメ文化とこう関わってきた第3弾「スタッフ編第4弾「作品編①の同時発行です。「スタッフ編」は、最終的には計60名&15社について言及。監督・プロデューサー中心に、可能な限り脚本家・アニメーター・音響監督なども取り上げています。アート系作家は国内外問わずごく少数になってしまいました。京アニ事件に関する特別コラムもあります。「作品編①」は、国産テレビアニメ歴代総合ランキングでのベスト19国産劇場アニメ歴代総合ランキングでのベスト1の、併せて20作品を(続編・リメイク・スピンオフや劇場版・OVAも含めて)取り上げています。漫画「キャンディ・キャンディ」と著作権に関する特別コラムもあります。
 この他、別紙の自己紹介ペーパー「TAL版勝手にアニメ大賞」(2021年冬版)(以下「ペーパー」)も、従来はサークル配布限定でしたが、「作品編①」により歴代ランキングを公表したため今回からは一般参加者にも配布しています。


2 事前準備

 新刊3種とも準備会提出用見本誌や私個人の保存用を含めて各30部(つまり頒布可能部数は各28部)、ペーパーは少し多めで40部、全て12月24日(金)(キンコーズは、毎週金曜日がサービスデーで税込単価がゴールド会員通常8円のところ7円に値下げ)に印刷&自動中綴じ製本。計4種もあるため、約3時間かかりました。サークル配布分を除く一般参加者用は各20部以下の見込みです。今回は、コミケの参加人数制限がかかっている(通常の3分の1以下)ため、思い切って部数削減しました。
 なお、26日(日)になって、推敲時間が足りなかったスタッフ編に誤りを数箇所発見しましたが、28日(火)に☆マークが落ちていた1箇所に手書きで追記(テンプレートを使用しても綺麗に書けず)しただけで、他の誤り(言及人数など)は未修正です。


3 当日の流れ

 当日のサークルスペースへの到着は、いつもとほぼ同じ8時30分。今回の見本誌提出方法は、専用袋に自分で入れてサークル窓口の専用ポストへ自分で投函する方式で、到着後すぐに完了。9時前にスペース内で食事を済ませましたが、設営完了はいつもとほぼ同じ9時40分。
 シャッター(新型コロナウイルス対策のため終日開放)が近いと勘違いして強風対策も考えていましたが、シャッターは近くになく本が風に飛ばされる心配は全くありませんでした。また、中綴じのため本の厚みで多くは積み上げられないので、表向きと裏向きを5冊程度ずつ交互に積みあげないと崩れてくる問題があるのですが、前述の強風対策と一石二鳥で、重しと表紙見本を兼ねる方法を今回は採用しました。具体的には、原紙の束を透明な袋に入れて封印し、一番上に乗せるのです。念のため「この下からお取りください」という説明文も入れておきます。ペーパーだけは、普通のクリアファイルに「この中から1枚ずつお取りください」という説明文付きで入れておきます。我ながら妙案だと思いました。








 経過は次の通りです。

 10:00 コミケ開始時刻。離席
       完全版18部、スタッフ編・作品編各20部、ペーパー26部
      を置く。
       訪問サークル配布用本日分(完全版4部、スタッフ編3部、
      作品編2部、ペーパー6部)を携帯
      
 11:20 残り完全版16部、スタッフ編・作品編18部確認
        (つまり各2部が捌けた!)

 12:35 残り完全版・スタッフ編12部、作品編13部確認
        (つまり4部・6部・5部が捌けた!) 
       直後に一般参加者が訪問し、各1部手渡し
       サークル配布用でスタッフ編1部・作品編2部を追加携帯 

 13:20 残り完全版8部、スタッフ編6部、作品編7部確認
        (つまり3部・4部・3部が捌けた!) 
          サークル配布用で完全版4部を追加携帯 

   14:00 帰席
       残り完全版2部、スタッフ編4部、作品編6部
        (つまり2部・2部・1部が捌けた!) 
       
 15:00 訪問を失念していたサークルへ行くため離席
 15:10 再び 
       残り完全版2部、スタッフ編4部、作品編6部で残数不変

 15:45 隣のサークルさんへスタッフ編・作品編を贈呈
       贈呈を約束していたサークルを訪問するため離席
       完全版が頒布終了

 15:55 再び帰席。
       一般参加者が訪問中でスタッフ編・作品編を手渡し(ペーパー
      は失念)。完全版が残部0のため手渡せず悔しい思いに。
       スタッフ編が頒布終了

 16:00 コミケ終了時刻。撤収開始
       作品編のみ2部残存。ペーパーは10部残存。 
       (つまり一般参加者分としては、
完全版13部・スタッフ編
      17部・作品編14部・ペーパー16部が捌けた)



4 感想

 通算3度目のほぼ島角席(いわゆる「お誕生日席」の隣。他に「お誕生日席」自体も1度経験あり。)ですが、新型コロナウイルス対策で、左右どちらかに必ず空白がある形で出入りもしやすいし、サークルスペース全体に余裕が感じられました。ホール全体で見ても、トイレに近く、目の前も広い通路に面しており、かなりの余裕が持てました。人通りは多いはずですが、なにせ新型コロナウイルス対策で一般参加者も(抽選により)1日5万5千人にきっちり抑え込まれたため、コミケとは思えないくらいどこも空いていました。
 頒布数は、ほぼ予想通りで、当選しているのに当日欠席で手渡しできなかったサークルさんなどもあるため、唯一残部が生じた作品編も元々そういうサークルさんへの配布用と言えるため、印刷部数は足りなかったくらいでした。

 左隣は空白があるため、お話ができそうな「お隣」サークルは実質右隣だけです。何とお馴染み(贔屓)のサークルさんの一つで、現役のナレーション系声優さんです。もちろん最低限の挨拶はしていますが、15時30分になってやっとお声がけしてじっくり会話ができました。声優業界のことについての諸々で、新型コロナウイルスの影響や、「声優ブーム」と言った言説への感想などを聞けました。私の本(「アニメは本当に認められたの」増補改訂版)に「面白かった」と言っていただけたサークルさんの1つでもあり改めて感想を伺いました。ナレーションの収録でも、アクセント辞典片手にディレクターと相談しながら行うが地名など固有名詞が特に大変、インタビュー相手や専門家などにその都度確認を取るがクレーマーからの苦情が多く大変、などとのことでした。「アニメ」自体については明確には回答がいただけませんでした。最後には、スタッフ編・作品編を贈呈し、残部ゼロの完全版は次回手渡しする旨伝えました。
 その他、完全版を配布したサークルさんは、(「アニメ」は「平板」と回答されていたため)アンケート結果報告書自体をお渡ししていないサークルさんが大半で、議員など一部の方々を除き、スタッフ編・作品編(+ペーパー)の4点セットでさりげなくお渡ししました。特に、東映動画で昔アルバイトをしていて「キャンディ・キャンディ」の本物のセル画を所有されている65歳の方(2日目ではなく、1日目に一般参加で訪問したサークルさん)や、今回でコミケを引退される古参のアニメファンの方に(後者は、昔から知っている方なのですが初めて同人活動などのお話ができました。)、いずれも配布予定外でしたが4点セットを手渡しできたことは望外の喜びです。
 一般参加者との交流は、予想以上に少なく、直接お話しして手渡しできたのは3名のみでした。しかも、閉会5分前に来られた女性に、「無料なんですか!」と驚嘆の声を2度繰り返されたのは意外でしたが、完全版が手渡せず、「こういう方にこそ読んで欲しいのに」と心底悔しかったです。やはり部数は少し余るくらいが一番良いのです。

 何はともあれ2年ぶりのコミケ。新型コロナウイルスのオミクロン株が拡がり出しており少し不安でしたが、臆せず参加して本当に良かったです。初の東・西・南全館使用の記念すべきコミケなのに2日間開催に制限されたのは残念ですが、ある意味2度とない(かもしれない)貴重な開催体制だったと思います。それでもやっぱり、コミケは楽しい!!


5 今後

 次回からは、完全版は増刷を繰り返して配布していく形になります。シリーズ本は、第5弾「作品編②」ですが、その次の第6弾「作品編③」との振り分けがどうなるかは全く未定です。世紀(2000年以前と2001年以降)で区切る形に落ち着きそうですが、「多品種少量生産型」か「少数精鋭型」かは今でも迷っています。今回のスタッフ編の「人物」で取り入れた「総評」形式を使えば、「多品種少量生産型」も結構いけそうな気はします。既に10作品程度が「少数精鋭型」を前提に完成していますが、最終的にとりあげる総作品数は全くわかりません。次々回冬コミに先送りして2冊同時発行なんてことも考えられますが、次回夏コミは「コミケ100」(実質は99回目)なので「新刊なし」は避けたいですし・・・本当に悩んでいます。